第21回【機体整備・点検の実施】

バッテリー整備

DJI FlyCartの機体整備・点検の実施

〜安全なドローン運搬を支える、日々の点検体制〜

大型運搬ドローンは、山間部や送電鉄塔など、人が資材を運ぶのが困難な現場で活躍しています。
その一方で、機体重量・搭載重量・飛行距離が大きくなるほど、機体の整備や点検の重要性も高まります。

弊社では、運搬ドローン/撮影ドローンの日常点検・整備・飛行記録管理を徹底し、安全運航に取り組んでいます。


なぜ整備・点検が重要なのか

FlyCartシリーズのような大型機は、一般的な空撮ドローンと比較して、

  • 高出力モーター
  • 大容量バッテリー
  • 高負荷飛行
  • 長時間ホバリング
  • ワイヤー・ウインチ機構

など、機体に負荷がかかる要素が多く、消耗が激しい部分も存在します。

特に資材運搬では、
「飛べれば良い」ではなく、

  • 安定して飛行できるか
  • 異常を事前に発見できるか
  • 現場でのリスクを限りなく下げることができるか

が重要になります。

そのため、当社では飛行前・飛行後・定期整備・年次点検を分けて実施しています。


飛行前点検

現場到着後、飛行前には以下のような項目を確認しています。

機体外観確認

  • アームの固定状態
  • プロペラの損傷・変形
  • モーター部の異常
  • 機体フレーム・アームの亀裂確認

バッテリー確認

  • セル異常の有無
  • 膨張・発熱確認
  • 電圧確認
  • 端子部の汚れや損傷
  • 充電状態確認

通信・制御確認

  • GNSS受信状態
  • 送信機通信状態
  • フェールセーフ設定
  • 障害物センサー

テストフライト

  • 起動から前後左右旋回上昇のテストフライト
  • パラシュート機能確認
  • ウインチ動作確認
  • 緊急停止機能確認

大型機では、わずかな異常が重大事故につながる可能性もあるため、小さな違和感でも確認を行います。


飛行後点検

飛行後は、飛行中に発生した負荷や異常がないか確認しています。

主な確認内容

  • モーター温度確認
  • アーム・固定部緩み確認
  • プロペラ摩耗確認
  • ワイヤー損傷確認
  • バッテリー温度・セル状態確認
  • 機体ログ確認

特に運搬業務では、荷重変化や風の影響を受けやすいため、飛行ログ確認も重要な管理項目です。

作業後は、年次点検と同様の点検・整備作業をプラスで実施しております。

大型機のキャリブレーションは、なかなか大変です。。。


飛行記録・整備記録の管理

  • 飛行日時
  • 飛行場所
  • 飛行時間
  • 搭載重量
  • 使用バッテリー
  • 整備内容
  • 異常有無

などを記録し、機体状態を継続管理しています。

「どの機体を、いつ、どのように使用したか」を記録することで、予防整備にもつながります。


安全運航は「日々の整備」から

大型ドローン運搬は、機体性能だけでなく、適切な整備・点検体制が重要です。

エアリフトサービスでは、
安全第一を前提に、機体管理・飛行管理を徹底し、安心してご依頼いただける運搬サービスを目指しています。

送電鉄塔・山間部・資材運搬など、ドローン活用をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

関連記事

  1. 第15回【静岡県藤枝市ドローン撮影】

  2. 第14回 【愛知県ドローン運搬】

  3. 第1回「大型ドローンによる運搬事業について」

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。